浜松城ーセントラルパーク構想?
先日、浜松城公園の整備構想への提言を、建築家安藤忠雄に業務依頼した、と報じられましたが、うちからも近いし仕事柄とても気になるので少し調べたり探ってみていました。
まずは安藤さんは、ご存知のように、若い頃から勝手なプランを描いては行政などに売り込んで全く相手にされなかったり、実現してしまったり(そこがすごいところ)したのですが、行政に依頼されてこういう業務をしたというのは聞き覚えがなく、どんなものが出てくるのか?というのは実は興味のあるところです。裏を読むと、浜松市は相変わらず新しい事を一番にやるのが好きだな〜というか(笑)
これについては今後も追いかけてゆくつもりですが、、
浜松市のHPで、「浜松城公園歴史ゾーン整備基本計画」(H23.2)という100Pからある資料を見つけ一通り読んだのですが、最近こういうのにアンテナ張っていなかったので全然知りませんでしたが、随分色々と動き出しているようです。
まずは、出世城として歴史的価値のある城跡を後世に伝えてゆくための整備と、その歴史を市民に知らせるため、着やすく分りやすくするための整備。とここまではまあ妥当でしょう。
次に発掘調査の結果存在が明らかになった「天守門」を復原する工事がもう24年度に始まり、まだ余りはっきりしていない「富士見櫓」も今後の調査を進めながら復原する、となっていて驚きました。
イメージ図とやらを1枚張ります。
天守門は明らかになったなんて言っても、見つかった礎石から上部が推定される、というものだから、決して「明らか」な訳じゃなく、歴史を保存するという意味であればそんな推定程度の正しくないものを復原する事にどれだけ意味があるのだろうか??と思いますし、観光目当てと割り切るならまだしもこの基本計画書にはそんな趣旨は一切ありません。
ま、そんな事も含め、安藤提言が楽しみですが、どうやら天守門は粛々と進むんじゃないでしょうか。
また、この整備計画全体を通してみても、そりゃあやればやったほうが良い事ばかり書いてあるけれど、それと、実際税金やそれ以上に今後の維持管理費(建設費以上にかかる)をかけてまで実施をすべきかどうか?という所には飛躍があることは、この書類を冷静に読めば分る訳で、まあお上ってそんなもんだよな。という感じです。
と、何も諦めているわけではありませんので、これからでも何かできる事はやって行くつもりですので、どなたか同志がいらっしゃれば一緒にやりましょう!
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そうですね。それらの大きな構想をされていたのはもちろん存じてましたが、今回の浜松のはどうもそこまで踏込んでいない、必然性の感じられないもののように感じ、そんな状況でなぜ安藤さんも受けたのかな?という気がしました。
まあ案が提示されればその辺りがどうなのかは明らかになりそうなので楽しみではあります。
「歴史」にどう向かい合うかというポリシーがどうも日本人には特に欠けているように感じるのもあり、そんな無批判な再建?を無批判に見逃してしまう事に違和感を感じますよね。。
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伝え聞くところだと安藤事務所にとってそんな大きな金額ではなさそうにも思ったのですが。。その後の美術館もセットでって話が出来てるって事なら、嫌だなあ。。
それに周囲の小中学校等との全体整備の中で、敢えて地中に埋める必然性はあそこには感じないですし。。
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その拒絶的な面はちょっと一神教的でもありますよねw
だからこそ大きな多様性の中で海外でも選ばれてこられたのかな?とも。
カタログ的に眺めるのであれば素晴らしい商品のようにも思うけれど、「我がまち」にそれが?と考えるとやはりとても違和感を感じられたりもしまして。。
でも賛否両論賑やかになることは大切なのでそんな風になればいいなと願っています。
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面白い話ですね。
発展途上国は動物的な直感を、先進国は意識を、その後はある種の無意識を頼るようになるという感じかなあ。。
確かに浜松は未だに発展途上みたいな意識で動いているような気もします。「やらまいか」なんてそれを象徴しているような。。
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レヴィ=ストロースの発見した事って本当に大きいはずなんですけど、資本主義社会においては貶められるしかないんでしょうね。。
価値が余りに相対的では人類は不安で行きて行けないというか。。
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全くその通りだと思いますし、そんな弱さにつけこまれていたりでも自分もいつの間にかつけ込む側に加担していたりですね。。
でも確かに長くなりますのでまたいずれですねw