新建築5月

  • 2017.05.16
  • BLOG

少し仕事に追われております^^;たまには追われないとだけどw

平田晃久さんの太田市美術館・図書館。表紙じゃ構成は分からない(なぜこれなんだー?)外観は↓だけど、これじゃ美的?にこれは表紙向きじゃないよね

ワークショップを必須とするプロポーザルで決まったそうで、コンクリートの複数のボックスの周りにデッキプレートによるスロープが巻きつく、というあり方を随分市民たちと議論などされた結果だそう。そして人口は多けれど閑散とした駅前(浜松みたい)りっちで目指されたものは、多様な個人に対し、開かれ、個々の「からまりしろ」を、多様な生命が多様に居場所を見つけ育まれる自然のような環境として作りたかったようです。
うーん。そう言われればそうなっているように見えるけど、どうも建築としての魅力がないでしょ?いやでもその「魅力」ってもしかして予定調和的にでっちあげられたものだとしたら、それがなくとも、上記の環境として生き生きとしていれば良いのかもしれない。それもこれも、今後どのように使われていくか、その有様を見ないことには評価はできないし、もしかしてすごくそうなっているのかも?しれない。と、書いていて、なんとなく、パタンランゲージのアレグザンダーの建築を思い出した。まあ全然違うけど、創造の神のような建築家、という存在が作る、部分を全体に押し込めるような発想でなく、部分を部分のまま繋いでゆく、と言ったら説明がいい加減すぎるけど、そんな感じ。

でも、この建物、長持ちしなさそうだし、素材の重さが感じられないのはちょっと僕には理解ができません。