新建築11月

  • 2013.11.05
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東北復興支援のために膜構造でできた移動式コンサートホールだそうです。磯崎さん設計。でも膜構造で有名な太陽工業の技術で出来たようなものじゃないかなあ?
光を透過すると美しいけど、普段は何とも不思議な物体にも見えるけど、ある程度簡単に移動もできるようだし、新しい可能性として良いなあと。
「みんなでつくる小さな建築」という特集で、アフリカなどでのセルフビルド的なものたちの中に、藤森さんが浜北で店舗兼住宅をつくったらしいが、、藤森さんのはみんなでつくる、と言ったって何か違うハードルがあるだろ、って.笑
常々感じることだけど、特に本号で、何だか建築が小さく、分解される方向に向かってしまっているというか、それはそういう時代になりつつあるのだ、と人は言うが、そういう時代だからこそ、それに抗う建築もしっかりと残って欲しいというか、頑固ジジイなんて求められてない時代なのよと言われても、やっぱりずっと頑固ジジイは残らなきゃいかん!という気持です。でも、その時代の変化を何がつくっているかというと、結局先日書いた?ような「マネー」という価値観だと思うし、その意味では、建築は「マネー」と密接に関わらざるを得なくても、聖域として守られているべき大切な部分というか、魂というか、意志というか、それだけは奪われないようにしないといけないように思うけれど、時代錯誤なだけなのかなあ。