新建築11月

  • 2016.10.11
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sk1610-2

丹下健三設計(1977)の草月会館に、nendoのオフィスと関連してカフェ+談話室を、自らの設計でつくられたとのこと。さすが売れっ子ですね。

その前に、この建物と環境の力がすごいと思うし、それもあり「つくりこみ過ぎず、背景となるような設計をすることで景色や商品、人が中心となる空間を目指しました」とのこと。このエーロサーリネンのチューリップチェアも白かったけど補修して黒く塗装して新たにつかっているそうだけど、こういう抑えの利いたセンスの良さ、というのは建築界も見倣った方がよいと思う。(佐藤オオキさんも建築の出らしいけど)
あと右下のは、京都にある築120年の木造3階建てのリノベーションとのことだけど、草月会館もだけど、壊されずにこうやって力強く存在し続ける、という事こそ建築にとって何より大切だと僕は思っているので、新たにされた設計でなく、元の箱を賞賛したいと思いますし、このカフェが草月会館にどんな風に実際納まっているのか、見てみたいですね。

でも他もビル物が多かった事もあり、これからのワークプレイス、ということで自由で多様な働き方ができる(の??)オフィスが満載でしたが、自立と自由が何にも勝るアメリカ人にはそれで良いとしても、日本人にそれは向いているんだろうか??少なくとも僕はそこでは働きたくないし、逆にストレスがたまりそうだな〜と思いました。