平屋中庭案

  • 2008.05.04
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新しい住宅の設計の第一案として、平屋の中庭案をつくりました。
正方形の平面に8角形の中庭を入れたプランで、結構大きな中庭を囲って、全ての生活が行なわれるようなプランです。
これから様々なプランを検討してゆく最初の案として、ちょっと思い切ったプランとしましたが、最初から現実的なプランにしてしまっては面白くないですし、スケジュール的にもかなり余裕のある設計なので、また敷地も大きいので、今後様々なプランを検討してゆけそうです。
通常は<内部><外部>という関係しか生まないのですが、中庭側にすることで<内部><外部><内部>という、外部を挟んで内部をつなぐことができます。
家族のそれぞれの居場所が、外部を挟んで向かい合うというのは、なんとも言えないほど良い関係をつくってくれるように思います。
また、外部への開口部というのは外部への広がりをいかに良く感じさせるかが大切なのですが、中庭というのは落ち着いた外部をつくってくれる反面、うまくやらないと圧迫感が出てしまいます。
単純に外部に窓をつけるのか、中庭的に囲ってから窓をつけるのか?それは上記のように、どちらがより良い外部への広がりを得られるか、という事で考えなければいけないのですが、なかなか図面とスケッチと模型で悩んでも、なかなかすっきりせず、まだまだ空間把握能力が足りんなあ、と思います。
ただ、新しい仕事を前に、様々な可能性をいかに引き出してゆこうか、当然設計者としての真価を問われる大切なところだと感じています。
ありきたりの空間をつくろうとは思いませんが、変わった空間をつくろうとも思いません。先入観なく、良いなあと思える空間、それが目指すところかなあ。