夢の人質

  • 2010.10.29
  • BLOG

昨日、ツイッターで建築家の大江匤さんが「夢の人質という言葉を聞いた。建築家志望の人間で人質のまま人生を終わる人間がいかに多いことか。人質だから給与も安くなる。建築周りでもっと人の役に立つことは、あるから視野を広く持つことが大切だ」と書いていた。
ちょっと普段思っている事と重なったので。
人間の歴史の中で、嫌でも、避けられず、人質のように生きるしかなかった方々は本当に沢山居たし、彼、彼女らは、逃げる事はできなかった。
でもこの夢の人質というのは、逃げれば逃げられるのに、自ら人質になっている。
それも人生だし、自ら選んだ道なんだから、と言えばそれきりだけど、でも僕は、夢が実現しないなら、早く人質から逃れた方が良いといつも思う。
どうも盲目的な人間が、僕らの世界には多いようで、でも、この世界で夢を実現するにはかなりの能力と努力を必要とされるのに、それが自覚できないまま夢の人質になってしまっている。
だから僕は、向いていなそうな人間には、早くこの世界を離れた方が自分のためだと正直に言うことにしている。
そう言われて気づくくらいならまだ見込みがあるけど、それでも気づかないくらい鈍感なままで夢を見ているのでは、本当に見込みはないのだが。。
最近、夜は眠くて読書が進まないんだけど、でも良書には、自分を圧倒してくれる何かがあります。
圧倒されることで、自分の至らなさに気づかせてくれる。
なのに本も読まずに夢を見ているヤツらなんて、単なる自慰にすぎないと。
ま、それで良ければ何も言う事ないけれど。
僕もまた精進しなければ。。でも日曜に身内が沢山くるので接待の準備もしなければ。。