チルチンびと住宅建築賞

  • 2016.03.11
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ほとんど買った事のない雑誌なのですが(失礼ですね)地域や日本の文化風土に根ざして、という意味では私も本誌の主旨に近いかもしれませんが、知人に勧められて「住宅建築賞ー若手建築家部門」に応募して、佳作を頂きました。

が、やっぱり僕はちょっとこの雑誌からは外れているような気がするし、、まあ佳作でも選んで頂き感謝、という感じです。また45歳までは「若手」らしく、建築の世界はまだご年配が強いという証拠でしょうね。笑
せっかくちょっと文章が載るということで、いつものように集成材などのとにかく国産材を使えばいいんだろ、みたいな風潮への嫌みを書きましたが、僕はもっと木材、特に杉のように木目の通った材は、極端に言うとログハウスのような重たさというか力強さを備えたいとは思っていないんじゃないかと思っていまして、そうならないように構造やディテールにも繊細さが残るように心がけていますが、それは僕の美意識だといえばそれきりかもしれませんが、古い木造建築もそうだったと思うんだけどなあ〜。でも設計者でも最初から木造が好きで、木造住宅ばかりやってきた方もいれば、僕みたいに木造は特に好きでもなくてもっとモダンな建築のあり方を目指してきたけど途中で木造の良さに気付いた、という感じなので、その違いが美意識の違いにつながっているのかもしれません。まあでも自分で美しいと思えないものつくりたくないですし、自分の感性を信じるしかないでね。

よろしければ書店で手に取ってみてください。