鍋会@古民家

  • 2012.01.05
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新年おめでとうございます。
この数年は自分の中では少し仕込みというか地ならしをしていた面があって、今年は少し新しい芽を育て変化を生み出す年にしたいな、なんて思っています。
ところで昨年末に、江戸の頃から(確か、、)ある民家にお住まいの方からご招待頂いた鍋会に行って来ましたが、同じ高校の後輩つながりで知合った若い方で先祖から住んで来た民家を自ら守ってゆきたいという想いで住まい始めたそうで、僕も古いものが大切にされて残って行く事はとても大切だと思うので今後も何かあればお力になれればと思っています。
古いものは確かに新しいものに比べて機能的に劣っていますが、新しいものを売るために機能の付加くらいしか売りにならない今の時代を考えれば当然ですよね。
でも昼から夕方まで過ごし、焚火を囲みながら日暮れを迎えたりして、この場所の「深み」というか、もちろん家というのは人工物でありながらも、でも自然ととても近いところにある何かを感じましたし、簡単には変わらないよという静かな意志のようなものを感じました。
そしてそれは設計するにあたってそうあって欲しいと願う何ものかなのですが。
家や建築は消耗品ではなく本当はとても長い寿命の生き物なんだという事をもっと多くの人に知ってもらいたいなあと思います。