道をひらく

  • 2012.11.25
  • BLOG


500万部近く売れているらしいです。
内容もさすが誰しもがあるべき姿として共感できるし、どなたでも読んでみる価値があると思います。
裏を返すと、特に変わった事が書いてあるわけではなく、当たり前の事が書かれています。
ところで本書にこんなのがありました。
「たとえ善意に基づく策であっても、それが策を弄し、策に堕するかぎりは、悪意の策と同じく決して好ましい姿とは言えないであろう。つまり、何ごとにおいても策なしというのがいちばんいいのである。」
本当にそう思います。
でも今時の大企業も、新進の企業もですが、「策」だらけじゃないでしょうか。
Pana○○社もその最たるものではないかと感じるので、個人的には好感を持てません。
人間が家電に操られつつある現状を、松下さんならどう思われるのでしょうかと。
もうひとつ。
「賢と愚とは非常なへだたりである。しかしそれは紙一重のちがいから生まれてくる。すなわち、ちょっとしたものの見方のちがいから、えらい人と愚かな人の別が生まれてくるのである」
つまり愚を恐れては賢になれぬ、とも言い換えられると思うのですが、世の中、何だか「愚」を恐れ過ぎて「賢」にほど遠いままな事が多すぎるようにも思います。
的外れだと思われるのが恐くて自分が正しいと思っている事を口にしない、行なわない、みたいな。
文字数は少ないので半日もあれば読めてしまいますので、よろしければ。