進んできました

  • 2009.09.30
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今日は現場打合せでしたが、年内完成に向けて随分形になってきました。
2枚の屋根の隙間から、明かりを取っているのですが、出来上がりはすっきり見えて、実は構造的、施工的にはなかなか苦労の多い所でもありました。でも苦労が感じられずすっきり見えている所は成功だったと思っています。
最近は天井を張らない事が多くなってきて、大工さんの苦労が良いも悪いも見えてくる仕事が増えてきて、現場での確認や打合せも重要になってきています。まあ天井を張ってしまう方が、すっきりと空間をコントロールしやすいのも確かですが、こうやって構造を見せる事で、「ここにしかない」感というか、この材料だから、この大工だから、この設計だから、という面が強くなってきますし、だからこそ失敗するリスクも抱えるわけですが、僕もだんだん無難な設計(今までも随分冒険はしてきましたが)がつまらなくなってきたからか、より自ら首を絞めるような設計を増やしているようです。。
まあでもその分うまく行った時の楽しみは強いのです(^o^)
こうやって構造を見せたり天井を張らずにつくっている所なんて、山のようにある(特にこの地域では多いように思います)のですが、僕の中のテーマは、それでもなおかつ、いかに「野暮ったく」見えないデザインをするか、というところです。
言葉で言っても伝わりにくいかもしれませんが、見て伝わればいいかなと思います。