脱エアコン

  • 2009.11.20
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自分のところで使う予定の冷温水パネルの打合せがありました。これがサンプルの写真です。
暖房だけのものはありふれていますが、冷房もできるものは先行する僕たちの世界では有名なピーエスさんがあるのですが、なにしろ高いので手が出ず、今回は後発ですがコストも抑えられるのとまだ開発中で、こちらの要望も入れながら、試験的な扱いでさらに安く出してもらえるという事で使います。
それでもまだ高いのですが、エアコンなんて10年もすれば壊れるし、見えて嬉しいものではないし、一方でこのパネルは100年とかはもつようで(熱源は別ですが)、10年おきにエアコンを付け替える事を思えば決して高くはないというのと、床暖房と同じ輻射の冷暖房なので、とても優しい効き方をしてくれます。
まあ課題も多いので、とりあえず自分で試してみながら皆さんにもおすすめしようかと思います。
そのパネルの会社の社長は、基本エンジニアなんでしょうね。その分野については技術や素材の事を追求しているので、話を聞いていても面白かったです。
僕たち設計者は基本的にはコーディネーターというか、全体のバランスを取るのが仕事なので、余り一つの世界にのめり込み過ぎると、バランスを取れなくなってしまいますので、エンジニア的な部分がとても新鮮に感じたりもしました。
まあでも、我々の生活も、今ではほとんど、そんなエンジニアたちによって、知らないうちに支えられているんですよね〜。
でもそれ以上に大資本によるコマーシャリズムによって、本当に優れた技術よりも、いかに消費者をキャッチするかで世の中動いてしまっているのはとても残念ですし、そんな町場のエンジニアみたいな方の技術がもっときちんと評価されるようになって欲しいなあ〜と思いました。
自分のところでは、天下のパナソニック製は使わないぞ!という変なこだわりも、そんな気持ちの現れなんですが、まあ痛くもかゆくもないですがね〜(^o^)