住まいをつくるという事

  • 2007.11.25
  • BLOG

自分の事務所を持って7年半。主に住宅を設計しながらいろいろな事を考えてきました。
私の先輩達の世代ともずいぶん違った環境で仕事を始めましたし、この7年でも随分環境が変わって来たように思います。
特にネットの環境が特に変わり、ホームページを持つ設計事務所も増え、最近ではブログが流行っています(かくいう私もこのように始めてしまっていますが)。
ある意味で、ハウスメーカのように資本力がなくても、伝える手段が出来、建築主側からも選択肢が増えた、という意味では良い方向ではあると思いながら、どうもおかしいな、と思う事もあって、敢えてブログを立ち上げた面があります。
それは、ブログというのは、発信が簡単過ぎ(だから親しみも湧きやすいのでしょうけど)、我々のような専門家が発信をするには、少し内容が軽薄すぎるのでは??というブログなども多く感じます。
僕の考え方としては、プロの持つ専門性というのは、どうしても、一般の方には説明しきれない深い領域の思想を伴うはずで、伝えきれないからこそ、プロとして、言われずとも死守しなければならない一線があるはずなのに、CMにしても、ブログにしても、分かりやすさ、伝わりやすさが大切で、それによって、住宅、というものをつくる側が決められてしまい、そこには、上に書いたような、プロでなければ守れない一線、という観点が欠如してしまう事は、本来恐ろしい事で、だからこそ、日本の街並みが悪くしかならないのだと思います。
あと、「建築家」という呼ばれ方についてですが、自ら「建築家」と名乗る設計者には気をつけた方がいいと思っています。私の知る限り、この県内でそう呼んで良い方は両手で足りるくらいだと思いますし、それも価値のある仕事をした結果、周りからそう呼ばれるべきで、自ら名乗るべきではないと思いますし、それは謙虚さに欠けるとしか思いません。
気をつけてくださ〜〜い!
謙虚さのない人間に建築をつくる資格はないと思っていますが、本当に謙虚さを持って建築に向き合っている方は本当に少ないものです。その証拠が今の街並みの貧弱さですよね。
ちょっとややこしい話になってしまいましたが、これからも、たまに、今まで住宅をつくってきて、またこれから住宅をつくってゆくために考えている事などを書いてみようかと思っています。
でも、ちょっと僕は堅いのかも(^_^;)本当はそんな堅い人間ではないつもりだけど。。