シュヴァンクマイエルのキメラ的世界

  • 2012.11.01
  • BLOG


何気なく手に取ったDVD。シュヴァンクマイエルさんも何者か知りませんでしたが、面白かった。
まず「キメラ」って耳にした事はあったけど「由来が異なる複数の部分から構成されている」というような生物学的な用語らしく、このシュヴァンクマイエルさんは、「戦闘的シュルレアリスト」を標榜しており、社会主義・全体主義・商業中心主義などに抵抗を試みる作品・発言が多い、らしい。
植物や人間のパーツをコラージュ的に映像としながら何か新たな命というか、意味というかを無意識に向かって投げかけている、というのか、つまりまあシュールレアリスムであるから、意識や理性でもって解釈しようとしても当然良く分らないから,無意識の感受性を開放しなけれりゃならない。
なんて難しく考えなくても,恐らくダリよりは分かりやすいというか映像だから単純に楽しめたりもするかもしれません。
もうすぐ読み終わる本(また書きますが)を読みながら、人間なんて本来本当に混沌とした性(さが)を持っているもんだよなー、なんて思っていたところで妙にシンクロしてしまったのもあります。
と、良く分らない事をまた書きました。がもちろん大切な事だと思っているからいつも書いているのであしからずです。