カフェと住宅

  • 2008.10.08
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カフェと住宅を別棟で建てるという計画の最初の案です。
敷地の一方に交通量の多い道路が接していて、カフェと住宅が、一緒にそこに在って良かったねって結果になるにはどうしたらいいんだろうという素直な発想です。
でも、その意図はカフェの中に入らないと伝わりにくいんですよね。。
このカフェはとてもとても軒が低いのです。
軒先は目の高さよりも低い感じ。
実はしばらく前にコンペ案でつくったものの時のイメージが頭の隅に残っていて、何となくこのイメージにつながっているところがあります。
他にも最近つくってきている住宅でもそうですが、軒先によって視線を抑えられた見え方というのが、何か空間の奥行というか深さにつながり、落ち着くんだよなあっという感じです。でも、その深さというのは、やっぱり、外の樹木や自然のある場所との呼応によって生まれるものなので、人工物に囲まれた中では、視線を抑え、適切な植栽を行いながら、その呼応を生み出さないといけないんだなって思います。
もちろんまだまだこれからもっと可能性を尽くしてゆきますが、これからの可能性というのは、やっぱり楽しいものです。