やっと外観写真

  • 2010.11.23
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引越して早いもので2ヶ月。やっと昼間の外観を撮りました。その間に落葉樹は紅葉したり散り始めたりと毎日のように変化してきていて、風情を感じながら過ごしています。
自分で設計したものは、どうも思い入れが強くて、冷静に見られない部分があるのですが、今回は特に、自分の思いだけでつくったようなものなのでとても不思議な感覚です。
もちろん自分の設計は、全ての形や選んだものにきちんと理由が説明できるようにしているつもりなのですが、その結果できたものが、感性として何を伝えているのか?というのは理屈ではないですよね。
今回は特に変形敷地の中、自宅と事務所を併設しているので、外観としては何だか不思議な形でもあり、たまに自分で違和感を覚えたりもします。そんなこともあって外観写真をなかなか撮らなかった面もあり。。
僕らの建築界側のモノをつくる論理と、それがモノとして立ち現れた後の感じられ方、使われ方、残され方、というのにとても乖離があると常々感じていまして、常の自分の設計の中ではそれが出来るだけ無いように心がけてはいるつもりです。でも、この結構目立つ場所にこの形をつくったという責任に対して、ちょっと自分でも良く分らなくなったりもします。
ですが、基本的には外観というのはある程度素直に設計をした結果として必然的に良くなるものだと思っているので、この外観をつくろうとした訳でなく、仕事場と住む場をより心地よく過ごせる場とした結果といえばそうなのですが。。
なんだか独り言(笑)